クラウン 左側面鈑金塗装
左リアドア後部とクォーターパネル前部を損傷した、平成16年式クラウン(GRS182)。
自腹修理で鈑金塗装のご依頼です。





まず、ドアのモールディングとロッカーパネルモールディングを外したら、塗装をはがして鈑金作業です。
ドアは内側まで損傷が及んでいるので、内側も鈑金します。

鈑金が終わったら、パテで表面を滑らかに整形します。


パテで整形したら、その上からサフェーサーを塗装します。


サフェーサーが乾燥したら、しっかり足付けをして塗装します。
費用を抑えるため、部品の脱着は最小限にとどめ、リアクォーターの塗装もプレスラインでぼかしました。

ドアのモールディングとロッカーパネルモールディングを新品に交換して、作業完了です。
ライトエースノア トルコン太郎でATF交換
平成12年式、17.1万km走行のライトエースノア(SR40)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。




まずはATFを抜き取り、オイルパンを外します。
過去の交換履歴は不明ですが、17万km以上走行している車両だけあって、オイルパンの中はかなり汚れているばかりか、結露した水分が混入したのでしょうか、マグネットの周りは少し乳化して白くなっていました。



ストレーナーを交換し、清掃したオイルパンを取り付けたら、最初に抜けた分の新しいATFを補充します。



今回は、10L(総量の約1.5倍)を使用して圧送交換を実施しました。
交換後は、新油と同様とまではいきませんが、抜き取った旧油と比較すると、明らかに赤みと透明感が増したことがわかるかと思います。
マークX トルコン太郎でATF交換
平成23年式、4.9万km走行のマークX(GRX130)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。




まずATFを抜き取り、オイルパンを外します。
走行距離があまり多くないので、オイルパンもほとんど汚れていないし、マグネットに付着した鉄粉の量もあまり多くありません。



ストレーナーを交換し、オイルパンを清掃します。

この車両のATにはレベルゲージがないため、アタッチメントを使用して、オイルパン下部から抜き取った分のATFを補充し、その後、循環式交換を行います。

ATF交換後の量の調整はオーバーフローによって行うのですが、規定値までAT油温を下げるために、この時期は扇風機や冷風扇を使用します。

AT油温が十分に下がったら、油温検出モードに切り替えてエンジンを始動し、既定の油温になった段階でオーバーフローによる量調整を行って作業完了です。
NV200バネットにアシストグリップを
お客様が中古で購入された平成26年式のニッサンNV200バネット(VM20)。
高齢者等の送迎に使用するため、助手席にアシストグリップを取り付けたいとのご依頼。
部品設定がなくてアシストグリップが取り付けられない車種もありますが、幸い、この車種はオーテックにて部品設定がありましたので、純正のアシストグリップを取り付けることができました。



まず、フロントピラーガーニッシュを外し、内板パネルに穴をあける位置をマーキングします。


次に、マーキングした位置に穴を開けるのですが、マーキングからずれないように、まず細いドリルで中心に穴を開けたうえで、所定のサイズのドリルで穴を開けます。
その際、勢い余って外板パネルまで傷つけてしまわないように、ドリルにテープを巻いておきます。

所定の位置に穴が開いたら、そこに、ナッターでナットサートを取り付けます。

先に取り付けたナットサートを利用して、ブラケットをボルトで固定します。


最初に取り外したガーニッシュにも所定の位置に穴を開けて、ピラーに取り付けます。

最後に、ガーニッシュの上からアシストグリップを取り付けて作業完了です。
これで、ご高齢の方も助手席への乗り降りが少し楽になるはずです。
ルノーキャプチャー エアコンの冷えが悪い
平成26年式、4.5万km走行のルノーキャプチャー。
エアコンの冷えが悪いということで、ガス充填のご依頼です。


最初に吹き出し口の温度を測ってみると、21℃でした。
これでは、この季節の炎天下では暑くてたまらないかもしれませんね。

まずは、冷却系統内のガスを回収します。

次に、真空引きを行うことで、冷却系統内を真空にすると同時に水分を除去します。

真空引きの後、冷却系統のエア漏れがないことを確認し、規定量のガスを充填します。
お客様のご希望で、ワコーズ・パワーエアコンプラスも充填しました。

ガス充填後の吹き出し口温度は、12℃まで下がりました。
これで何とかこの夏の暑さを乗り切っていただくことができそうです。