平成24年式、6.6万km走行のルノーメガーヌ。
走行中にミッションマウントのボルトが折れてミッションが脱落。その際に、左ドライブシャフトのインナージョイントが抜けてしまったために、走行不能に。

脱落したミッションは、メンバーの上に乗っかっていました。

左ドライブシャフトのインナージョイント(トリポードジョイント)がブーツ内部で抜けて空転したため、ブーツがよじれてグリスが飛び散っていました。
ネットで調べてみると、ミッションマウントのボルトが折れてミッションが脱落するのはメガーヌの定番の不具合のようで、他にも同様の報告が多数見られたのですが、ドライブシャフトのジョイントが抜けたというケースは見つけられませんでした。
おそらく、ローダウンしているために、ミッションが脱落した際に、ハブとミッションとの距離が遠くなってしまうものと考えられます。

ミッションマウントを交換するためには、バッテリーケース周りの部品を取り外さなければなりません。

バッテリケースを外すと、ミッションマウントが見えてきます。
折れたボルトの頭が、ミッションマウントの上に転がっています。

ミッションマウントブラケットには折れたボルトの先端が残っていますので、ミッションマウントとマウントボルトに加えて、ミッションマウントブラケットも新しいものと交換しました。



ついでに、エンジンマウント一式も交換しました。


左ドライブシャフトは、インナージョイントの損傷が考えられましたので、お客様支給の中古品と交換しました。
最後に、抜けた分のミッションオイルを補充して、作業完了です。