整備事例

キャリートラック クラッチオーバーホール

平成21年式、10.4万km走行のキャリィトラック(DA63T)。
クラッチの滑りでご入庫です。

クラッチディスクの摩耗が原因と考えられますので、クラッチオーバーホールです。
このところ、ちょっとキャリィのクラッチ交換が続いているような気がします。
詳細はこちらと全く同じなので、今回は簡単に写真だけ並べておきます。

トランスミッション
降ろしたトランスミッション
クラッチディスク
クラッチディスク
クラッチカバー
クラッチカバー
レリーズベアリング
レリーズベアリング
ミッションケース清掃
ミッションケース清掃後

ミッションケースを清掃し、クラッチ3点セットを交換して組付けたら完了です。

インプレッサG4 右側面修理

平成25年式スバルインプレッサG4。
右側面の鈑金塗装です。

右側面損傷状況
右側面損傷状況

自損事故で右フロントドア下部を損傷しています。

右サイドシル損傷状況
サイドシルの変形

サイドスポイラーを外すとサイドシルが押されて大きく変形しています。

ドア取外し
ドア取外し

サイドシルの鈑金のために、右サイドのドアを取り外します。

サイドシル鈑金
サイドシル鈑金
サイドシル パテ仕上げ
サイドシルパテ仕上げ

サイドシルに鈑金とパテを施します。
サイドスポイラーを取り付けるとほとんど見えなくなるところですが、ちゃんと形を整えておかないと、サイドスポイラーがきっちり取り付けられません。

サイドシル塗装完了
サイドシル塗装完了
修理完了
修理完了

サイドスポイラーは塗装色で仕上げられた新品パーツを、右フロントドアは同色の中古パーツを取り付けて修理完了です。

アトラス グローリレー交換

平成7年式、6.4万km走行の日産アトラス(SM2F23)。
エンジン始動困難とのことでご入庫しました。
症状としては、朝一番でエンジンをかけようとすると、セルモーターは回るもののなかなかエンジンが始動せず、しつこくセルを回し続けると何とかエンジンが始動するというものです。
一度エンジンが温まってしまえば、再始動は難しくありません。

症状とこの季節から考えると、グローが働いていないことが推察されたので、まずグロープラグの電圧を測ってみると、やはり電圧がかかっていません。

グロータイマー
グロータイマー表示灯

グロー表示灯は一定時間点灯するので、グロータイマーは働いているようです。

導通点検
導通点検

グローリレーの手前まではグロー電源電圧がかかりますし、グロータイマーからリレーまでの導通、リレーからグロープラグまでの導通も問題ありません。

グロリレー点検
グローリレー点検

となると、残るはグローリレーの不具合ということになりますので、グローリレーの作動点検をすると、はやりグロリレーの不良でした。

新しいグローリレー
新しいグローリレー

新しいグローリレーと交換すると、無事、エンジンが一発始動するようになりました。

アルファード トルコン太郎でATF交換

平成17年式、11.4万km走行のアルファード(ANH10)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。

アルファード
ATF抜き取り
ATF抜き取り
取り外したオイルパン
取り外したオイルパン
オイルパンマグネット
オイルパンマグネット

ATFを抜き取りオイルパンを外すと、ATFはそれなりに汚れていましたが、オイルパンのマグネットに付着した鉄粉の量はさほど多くありませんでした。

ストレーナー新旧
ストレーナー新旧
ストレーナー交換後
ストレーナー交換後
オイルパン清掃後
バイパスホース接続
バイパスホース接続
ワコーズATFセーフティスペック
ワコーズATFセーフティスペック

清掃したオイルパンに新しいガスケットを取り付けて組付けた後、抜き取った分のATFを補充したら、ATFクーラーラインにバイパスホースを接続して圧送交換を行います。

クリーナーモニター
クリーナーモニター

14リットルの交換で、内部のATFが新油に近い透明感のある状態となりました。
最初に抜き取ったATF(後ろのビーカー)と比較すると、かなりキレイになったことがわかります。

ステップワゴン インテークダクト交換

平成22年式、8.3万km走行のステップワゴン(RK1)。
発進時にアクセルを踏み込むと、エンジンの回転数が下がってエンストしそうになるという症状でご入庫いただきました。

ステップワゴンRK1

このような症状は、たいてい吸気系の不具合で、二次エアを吸っている可能性が高いです。

インテークダクトの亀裂
インテークダクトの亀裂

さっそく点検してみると、エアクリーナーからスロットルバルブの間のダクトにパックリと亀裂ができています。
急激にアクセルを踏み込むと、この部分から二次エアが吸い込まれます。ここはエアフロメーターの後なので、エアフロメーターが感知した吸入空気量よりも実際にエンジンに吸い込まれる空気量が多くなり、相対的に燃料が不足して失火してしまうものと推察されます。

インテークダクト新旧
インテークダクト新旧
インテークダクト交換後
インテークダクト交換後

インテークダクトを交換すると、症状はすっかり改善されました。