整備事例

ノート 右フロント側面修理

自損事故で、フロントバンパー右側、右フロントフェンダー、右ドアミラーを損傷した平成17年式ニッサンノート(E11)。

ノート 右フロント損傷
右フロントフェンダーとバンパーの損傷
ノート 右ドアミラー交換
右ドアミラーの傷と割れ

損傷の激しい右フロントフェンダーと右ドアミラーは交換、フロントバンパーは修理にて対応することとなりました。

ノート 右フロントフェンダー取り外し
各パーツの取り外し状態
ノート バンパー修理、塗装後
フロントバンパー修理、塗装後
ノート 新品フェンダー塗装
新品フェンダーの塗装後
ノート ボカシ塗装
隣接パネルのボカシ塗装

3コートパールなので、右フロントフェンダーに隣接する右フロントドア、ボンネットフードにもボカシ塗装を施します。

ノート 新品ドアミラー
新品ドアミラー
ノート 作業完了後
作業完了後

各パーツを取り付けて作業完了です。

セフィーロ 後部大破修理

左後方から追突されて大破した平成8年式のセフィーロ(PA32)。
相手方の過失100%であるため相手方の保険で支払われるのですが、年式が古いために車両の時価額があまり高くありません。幸い相手方の保険に対物超過特約が付加されていたものの、それでも、保険で支払われる修理費の上限は百万円にも遠く及びません。
当初はディーラーの鈑金工場に入庫していたのですが、修理代金の見積もりとして百数十万円が提示されたそうです。その場合、差額の自己負担分が数十万円に及んでしまいます。
何とか保険の範囲内で修理してもらえないかとのご依頼をいただき、弊社で車両を引き取ってきました。

セフィーロ 後部大破

左リアフェンダーが大きく凹み、ボディの後全体が右側に振られています。
そのため、左リヤドアはまともに閉まらない状態になっています。

左リアフェンダー、ホイールハウス、バックパネル、フロアパンの損傷が特に激しく、このあたりはパネル交換が望ましいのですが、車両が古いため、新品パネルが供給されない部分も多くあります。
仕方がないので、左リアフェンダー、左サイドフロア、バックパネルのみを新品交換とし、その他のボディパネルとトランクパネルは鈑金で修理することとしました。

セフィーロ フレーム修正機に固定

フレーム修正機に固定したら、パネルを剥がす前に、まずボディの大きな歪みをざっくりと修正しておきます。

セフィーロ リアフェンダー バックパネル剥がし
セフィーロ 後部パネルの鈑金

左リアフェンダー、左サイドフロアー、バックパネルを剥がしたら、ホイールハウス、フロアパン、サイドメンバー等の鈑金を行いながら、メンバーにリーンホースメント(中古)を仮付けし、キッチリとセンター出しを行います。

セフィーロ 左リアフェンダー

各パネルの鈑金が終わったら、左リアフェンダー、左サイドフロアー、バックパネルを取り付けて、塗装作業に入ります。

ボディの塗装が完了したら、左リアドア、リアガラス、トランクリッド、テールランプ、リアバンパーなどを組み付けていきます。

セフィーロ 修理完了
修理完了

テールランプ、リアバンパーは中古品で、リアバンパーは再塗装しました。
修理代金は何とか予算内に収まり、お客様にも喜んでいただけました。

グロリア トルコン太郎でATF交換

走行距離7.2万km、平成7年式のグロリア(HBY33)のATF交換です。
オイルパンの脱着清掃とATFストレーナーの交換も行いました。

グロリア
グロリア ATF抜き取り
ATF抜き取り
グロリア ATオイルパン
取り外したATオイルパン
グロリア オイルパンマグネット
ATオイルパン マグネット

オイルパンのマグネットには鉄粉が付着していますが、先日のテラノに比べると少なく感じます。

グロリア バルブボディ
バルブボディ
グロリア ATストレーナー
新旧ストレーナー
グロリア ATオイルパン清掃後
ATオイルパン(清掃後)

ストレーナーを新品に交換し、清掃したオイルパンを取り付けたら、トルコン太郎でATF交換です。

グロリア トルコン太郎でATF交換
トルコン太郎でATF交換

クーラーラインからの圧送交換で、総交換量は15リットルです。

グロリア クリーナーモニター
新油モニターとクリーナーモニター

クリーナーモニターのATFに、新油に近い透明度が見られますので、ATFはかなりキレイになりました。

テラノ トルコン太郎でATF交換

走行距離17.3万km、平成5年式のテラノ(WBYD21)のATF交換です。
オイルパンの脱着清掃とATFストレーナーの交換も行いました。

テラノ
テラノ 抜き取ったATF
抜き取ったATF

最初に抜き取ったATFはかなり汚れていました。

テラノ バルブボディ
バルブボディ(ストレーナー交換前)
テラノ ATオイルパン
ATオイルパン(清掃前)

取り外したATオイルパンのマグネットには、鉄粉がびっしりと付着しています。

テラノ バルブボディ
バルブボディ(ストレーナー交換後)
テラノ トルコン太郎でATF圧送交換
トルコン太郎でATF圧送交換

クーラーラインからの圧送交換で、総交換量は13リットルです。

テラノ クリーナーモニター
クリーナーモニター

まだ濁りはありますが、最初に抜き取ったATFに比べるとずいぶんとキレイになりました。

エキスパート ヘッドガスケット抜けで中古エンジンに載せ替え

平成17年式、走行距離26.3万kmのエキスパート(VW11)が、ヒーターが効かなくなったという症状で入庫しました。
さっそく点検してみたところ、リザーブタンク内の冷却水が空っぽで、ラジエターキャップを開けても冷却水が見えません。
エンジンルーム内には、冷却水が吹き返したような跡がありました。
これは、ヘッドガスケット抜けが疑われる症状です。
コンプレッションテストでは明らかな不具合は確認できませんでしたので、試薬によるリークテストを行ってみました。

ヘッドガスケットリークテスト
青色の試薬が
ヘッドガスケットリークテスト
黄色く変化しました

このテストは、青い試薬が二酸化炭素に触れると黄色く変化するもので、黄色く変化した場合には、冷却水中に排気ガスが漏れだしていることがわかります。
テストの結果、明らかに排気ガスが含まれており、ヘッドガスケットがリークしていると判断できました。

走行距離が距離なので、ヘッドガスケット交換だけで改善するという保証もなく、中古エンジンへの載せ替えを提案し、お客様から了解をいただきました。
さっそく中古エンジンを探してみたところ、走行距離5.3万kmの程度の良い個体が見つかりましたので、エンジンを載せ替えることにしました。

エキスパート 中古エンジン
届いた中古エンジン
エキスパート エンジン下ろし

車両のエンジンとミッションを降ろして、

エキスパート ミッション組み替え

ミッションを中古エンジンに組み替えます。

載せ替えた中古エンジン

再び車両にエンジンとミッションを乗せて完了。

試運転を行い、問題がないことを確認してお客様に納車しました。