モコ オルタネーター交換
平成19年式、15.2万km走行の日産モコ(MG22S)。
走行中にエンジンストップ、再始動不可ということでレッカーで運ばれてきました。
点検したところ、オルタネーター不良で発電されていないことがわかりましたので、リビルト品のオルタネーターと交換することとなりました。
通常、オルタネーターの交換というとそれほど難しい作業ではないことが多いのですが、この車両の場合は、オルタネーターが取り出しにくい場所にセットされているため、思いのほか手間がかかります。

あまり細かく写真を撮れなかったのですが、オルタネーターを外すためには、ドライブシャフト、エンジンマウント、マフラーパイプ等を外す必要がありました。


ベルトもかなり痛んでいたので新しいものと交換し、発電状態を確認して作業完了です。
レガシーアウトバック タイミングベルト交換他
平成16年式、走行距離21.2万kmのレガシーアウトバック(BP9)。
タイミングベルト交換と、ATF交換のご依頼をいただきました。
まずは、タイミングベルトの交換からです。
どちらの作業を先に行っても良いのですが、なぜこちらを先に行うかというと、ATF交換の途中で万が一、タイミングベルトが切れたら困るからです。
そんなことが起こる確率は極めて低いですが、可能性が0でない限り、安全な方を選ぶのが正しい姿勢と思っています。(単なるビビりかも…?)

レガシーなどスバルの水平対向は、ラジエターを外すと作業スペースを広くとることができるし、エンジンマウントを外さずリフトの上げ下げも自由なので、作業がやりやすくて個人的には好きです。

補器ベルトとカバーを外すと、古いタイミングベルトが見えてきます。


ウォーターポンプやクランクのオイルシールなどを交換後、新しいタイミングベルトをセットし、外した部品を組付けてタイミングベルト交換作業完了です。

アイドラベアリング、オートテンショナーなどに加え、ラジエターホース、サーモスタッド、補器ベルトおよびプーリーなども交換したので、交換部品多数となりました。
続いて、ATFの交換です。



最初に抜けてきたATFは、かなり黒く汚れています。

14Lの交換で、ミッション内部のATFに新油と近い透明度が見られるようになりました。
このくらいキレイになるとかなり気持ち良いですね。

最後に、ATFフィルターも新しいものと交換して、ATFの量を調整して作業終了です。
オーリス リアバンパー修理
平成28年式のオーリス(ZWE186H)。
リアバンパーの修理です。
まだ新しい車両で、傷ついたリアバンパー以外はピカピカなので、リアバンパーもしっかりとキレイに直します。


バンパーの取り外しに際して、ボディ側に残るナンバーでバンパーに傷をつけないように注意が必要です。




今回のバンパー塗装では、部分塗装とすることでコストを少し抑えることも可能でしたが、お客様のご意向で仕上がり優先ということで1本塗装としました。
この色は、レッドマイカメタリックという深みのある赤色ですが、とてもキレイに仕上がりました。
ノート リアまわり修理
平成25年式の日産ノート(E12)。
通勤途中の渋滞の中で追突されて、リア回りを破損。
当然ながら100%相手方の過失となり、保険修理となりました。




一見すると大したことがなさそうにも見えましたが、リヤバンパーを外してみると、バックパネルが大きく歪んでいることがわかります。
低速で衝突したそうですが、それなりの衝撃の大きさがうかがえます。
修理の手順は以下のとおりです。

通常は、スポット溶接の箇所を剥がしてバックパネルを取り外すのですが、この車両は過去にも追突事故に遭ったことがあり、バックパネルの交換は二度目となるようで、新車のスポット溶接と異なり、剥がすのがかなり困難でした。

バックパネルを仮付けしたら、新品のバックドアとテールランプを仮組して、フィッティング作業を行います。
この段階で、バックドアの閉まり具合や左右のチリを調整します。


フィッティングが終わったら、バックパネルを溶接し、各部をシーリングした後に塗装。
新品のバックドアも塗装します。

新品のバンパー、バックドア、テールランプなどを組付け、リアガラス、ワイパー、ナンバー、トリムなどを組み替えて、新しいエンブレムを張り付けて完成です。
ルークス トルコン太郎でCVTF交換
走行距離7.3万km、平成22年式のルークス(ML21S)。
トルコン太郎で、CVTF交換です。
オイルパン脱着・清掃と、ストレーナーの脱着・清掃も併せて行いました。



オイルパンを取り外すと、ストレーナーとバルブボディが見えてきます。
取り外したオイルパンは、さほど汚れておらず、マグネット周りの鉄粉もさほど付着していませんでした。
ストレーナーは全体が黒く汚れており、できれば新品に交換したいところだったのですが、単体での部品設定がないため、今回は、脱着して清掃することに。


清掃済みのオイルパンを取り付け、最初に抜き取った分のCVTFを補充したら、クーラーラインにトルコン太郎を接続し、CVTFの圧送交換を行います。



圧送交換後のCVTFは、新油同様とまではいかないものの、かなり透明度が高い状態までキレイになりました。

最後にCVT油温を調整し、油量を調整して完了です。