デミオ リア周り修理
平成26年式デミオ(DJ5FS)。
信号待ちで追突されたため、相手方保険による修理です。

リアバンパーが大きく凹んでいますが、バックドアには目立った損傷は見られません。

リヤバンパーを取り外すと、バックパネルも大きく凹んでいますので、交換します。

スポット溶接を剥がして、損傷したバックパネルを取り外します。

新しいバックパネルを仮付けし、フィッティング作業を行います。

フィッティングを終えると、バックパネルを本付けして、シーリング等を施した後に塗装します。

バックドアは、外から見ると無傷だったのですが、内側に事故による傷がついていたため、内側のみ部分的に塗装しました。

バックドアと新品バンパーを取り付けて完成です。
フォレスター クラッチオーバーホール他
平成13年式、14万km走行のフォレスター(SF5)。
加速時にクラッチが滑るとのことで、クラッチオーバーホールその他のご依頼です。

まずはミッションを下ろす作業です。

写真だけ見ると何だか簡単にミッションが下りたように思われそうですが、スバルのこの手の車両は、ミッションを下ろすのがけっこう大変なんです。
でも、作業途中の写真があまり撮れなくて、写真ではその大変さを全くお伝え出来なのが残念です…
また、一般的なクラッチでは、クラッチを切る際にレリーズフォークでレリーズベアリングを押し込むプッシュ式なのですが、この車両の場合、フォークでベアリングを引っ張るプル式となっています。
なので、写真をよく見ていただくと、レリーズフォークの軸が抜けてレリーズフォークが外れていることがわかると思うのですが、レリーズフォークを先に外してしまわないとミッションをエンジンから切り離すことができないという特殊な構造となっています。

そして、レリーズベアリングは、クラッチカバーの側にくっついたままです。
プル式なので、ベアリングが常にスプリングの先端と噛み合っている構造となります。

ミッションケース側をキレイに掃除して、レリーズフォーク、新しいレリーズベアリングを組付けます。

エンジン側には、新しいクラッチディスクとクラッチカバーを組付けます。
こうして、ミッションとエンジンを組付け、レリーズベアリングをクラッチカバーに押し付けると、クラッチカバーの中央にレリーズベアリングが噛み合ってロックされるという仕組みです。
お客様からタイトコーナーブレーキング現象も出ているとのお話を受けて、クラッチ交換のついでに、センターデフも交換することにしました。



その他、スターターモーターや、破けていたドライブシャフトインナーブーツも交換しました。


いろいろとリフレッシュされたので、快適なドライブを楽しんでいただけそうです。
タント 左フロント自損事故修理
平成23年式タント(L375S)。
自損事故で左フロントを損傷し、車両保険にて修理です。


損傷状況としては、一見すると、左フロントフェンダーが大きく凹み、フロントバンパー左端の塗装がはがれ、バンパーが少しずれている様子。

バンパーを外してみると、全体が少し右に押されてラジエターサポートが少し歪んでいたため、両側のヘッドライトとラジエターサポートアッパーを取り外して、左右のラジエターサポートを修正しました。



新品の左フロントフェンダーを塗装し、左フロントドアとボンネットフードにもボカシ塗装を行いました。

バンパーは色付き新品に交換し、完成しました。
トヨタクラシック 左後方側面修理
平成8年式トヨタクラシック。
トヨタの市販車生産60周年を記念して、トヨダ・AA型乗用車をモチーフにしたクラシックモデルとして製作された珍しい車です。

5代目ハイラックス・ダブルキャブをベースにしているそうですが、ほぼ原形をとどめておらず、ボディの大部分がFRPにて成形されています。


今回は、左リアフェンダーの割れ、オーバーフェンダーの傷、サイドステップの傷などを修理します。

オーバーフェンダー部はFRPで形成されているのですが、ぶつかったフェンダーボディ部と分離しかかっていたため、表側と裏側に金属のステーを配し、オーバーフェンダーとボディを結合した上からFRPで補強を行います。



FRPの補修が終わればあとは通常の鈑金作業と同じ流れで、パテで表面を整形した後、サフェーサー塗装、仕上げ塗装と進みます。

サイドステップは、おそらくベース車のハイラックスのものと思われる金属製なので、鈑金で修理した後に塗装を行いました。

サイドステップ、リアドア、リアバンパーなどを組付けて完成です。
ハイゼットカーゴ ブロアファン交換
平成12年式、9.4万km走行のハイゼットカーゴ(S200V)。
エアコンが効かないとのことでご入庫。

調べてみると、ブロアファンが回らず、風が全く出てこない状態でした。

この車のブロアファンは、運転席下に潜り込むと見えますし、インストルメントパネルを脱着することなく交換が可能です。
ブロアファンが回らない原因は、ブロアファンモーター不良以外にも、スイッチ、レジスターの不良、ハーネスの断線、抵抗増大、ヒューズ断線などが考えられますが、ブロアファンのカプラー部で電圧を測定し、ブロアファンモーターの不良と特定しました。

ブロアファンモーターは、ブロアファンと一体の部品となっていますので、こちらを新品に交換して作業完了です。