フォレスター クラッチオーバーホール他

平成13年式、14万km走行のフォレスター(SF5)。
加速時にクラッチが滑るとのことで、クラッチオーバーホールその他のご依頼です。

車両全景

まずはミッションを下ろす作業です。

下ろしたミッション
下ろしたミッション

写真だけ見ると何だか簡単にミッションが下りたように思われそうですが、スバルのこの手の車両は、ミッションを下ろすのがけっこう大変なんです。
でも、作業途中の写真があまり撮れなくて、写真ではその大変さを全くお伝え出来なのが残念です…
また、一般的なクラッチでは、クラッチを切る際にレリーズフォークでレリーズベアリングを押し込むプッシュ式なのですが、この車両の場合、フォークでベアリングを引っ張るプル式となっています。
なので、写真をよく見ていただくと、レリーズフォークの軸が抜けてレリーズフォークが外れていることがわかると思うのですが、レリーズフォークを先に外してしまわないとミッションをエンジンから切り離すことができないという特殊な構造となっています。

クラッチカバーとレリーズベアリング
クラッチカバーとレリーズベアリング

そして、レリーズベアリングは、クラッチカバーの側にくっついたままです。
プル式なので、ベアリングが常にスプリングの先端と噛み合っている構造となります。

新しいレリーズベアリング
新しいレリーズベアリングの組付け

ミッションケース側をキレイに掃除して、レリーズフォーク、新しいレリーズベアリングを組付けます。

新しいクラッチディスクとクラッチカバー
新しいクラッチディスクとクラッチカバー

エンジン側には、新しいクラッチディスクとクラッチカバーを組付けます。
こうして、ミッションとエンジンを組付け、レリーズベアリングをクラッチカバーに押し付けると、クラッチカバーの中央にレリーズベアリングが噛み合ってロックされるという仕組みです。

お客様からタイトコーナーブレーキング現象も出ているとのお話を受けて、クラッチ交換のついでに、センターデフも交換することにしました。

トランスファーケース
トランスファーケース
トランスファードリブンギア
トランスファードリブンギア
センターデフ
センターデフ新旧

その他、スターターモーターや、破けていたドライブシャフトインナーブーツも交換しました。

スターターモータ
スターターモーター新旧
ドライブシャフトインナーブーツ
破れたドライブシャフトインナーブーツ

いろいろとリフレッシュされたので、快適なドライブを楽しんでいただけそうです。

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