整備事例

フェアレディZ トルコン太郎でATF交換など

平成27年式、8.7万km走行のフェアレディZ(Z34)。
トルコン太郎でATF交換です。
オイルパン脱着等はなしで、ATFのみの交換となります。

フェアレディZ(Z34)
リフトアップ
圧送交換
クーラーラインにトルコン太郎を接続して圧送交換
廃油モニター
廃油モニター
新油モニター
新油モニター
クリーナーモニター
クリーナーモニター

ワコーズATFセーフティスペックを14リットル使用し、最初の廃油モニターの状態よりもかなり透明度が高くなりました。
この後の量調整は油温を下げて、規定の温度でオーバーフローさせることにより行うのですが、まだまだ暑いこの時期ですので、なかなか油温が下がりません。

スポットクーラー
スポットクーラーと扇風機で冷却

というわけで、スポットクーラーと扇風機により、強制的にATFを冷却します。
その間に、もう一つのご依頼いただいた作業を実施します。

デフオイル交換
デフオイル交換
ドレンプラグの鉄粉
ドレンプラグの鉄粉
ドレンプラグ清掃後
ドレンプラグ清掃後

そうこうしているうちにATFの温度も下がったので、油量調整を行います。

オーバーフローで油量調整
オーバーフローで油量調整

マーチ ブロアファン交換

平成25年式、14.5万km走行の日産マーチ(K13)。
エアコンの風が出ないとのことでご入庫です。

ブロアファンが回転しない原因には、ヒューズ、スイッチ、レジスター、ハーネス、ファンモーターなど、様々なものが考えられます。
今回は、ブロアファンモーター手前のカプラーで電圧を確認し、ブロアファンモーター不良と特定しました。

ということで、さっそくブロアファンモーターの交換を進めるわけですが、それほど簡単な作業ではありません。

ハンドル、メーター周り分解
ハンドル、メーター周りの分解
グローブボックス周りの分解
グローブボックス周りの分解
インストルメントパネル取り外し
インストルメントパネル取り外し
ブロアファン取り外し
ブロアファン取り外し
新旧ブロアファン
新旧ブロアファン

ブロアファン一つを交換するためにここまでの部品を取り外さなければならないのは、かなり作業効率が悪いです。

ブロアファン取り付け
新しいブロアファンの取り付け
作業完了
作業完了

しっかり風が出るようになったので、まだまだ厳しい残暑も快適に過ごしていただけそうです。

プリウスα フロントバンパー・左フロントドア鈑金塗装

平成23年式のプリウスα(ZVW41W)。
フロントバンパーの下側と左ドアに傷をつけてしまったため、修理のご依頼です。

フロントバンパーの傷
フロントバンパーの傷
フロントバンパーの傷(拡大)
フロントバンパーの傷(拡大)
左ドアの傷
左ドアの傷
左ドアの傷(拡大)
左ドアの傷(拡大)

自費修理なので、部品の脱着を行わず、塗装範囲をできるだけ小さくすることで、費用を抑えることとしました。

フロントバンパーマスキング
フロントバンパーマスキング
フロントバンパー塗装後
フロントバンパー塗装後

フロントバンパーは、下側だけの塗装として塗装面積を抑えました。

左フロントドアマスキング
左フロントドアマスキング
左フロントドア塗装後
左フロントドア塗装後

左フロントドアは、1枚だけのブロック塗装とし、塗装面積を抑えました。
また、ドアアウターハンドル、ドアミラー、モールディングはマスキングとし、脱着工賃を抑えました。

左リアドアはタッチアップ

左リアドアの傷はごくわずかだったので、タッチアップで対処しました。
パッと見にはほとんどわからない程度に仕上がりました。

プリウス サスペンション交換

平成21年式、23万km走行のプリウス(ZVW30)。
サスペンション一式交換のご依頼です。
交換部品は程度の良い中古品です。

プリウス
カウルトップグリルなど取り外し
カウルトップパネル取り外し状態

フロント側のストラットを外すには、上側で、ワイパーアーム、ウインドシールド、ワイパーモーター&リンク、カウルトップパネル等を取り外す必要があり、ちょっとだけ面倒です。

ストラット交換前
交換前ストラット

下側は、スタビライザーリンクロッドと、ABSセンサーのケーブルなどを切り離せば、あとはナックルアームとボルト2本でつながっているだけなので、比較的、簡単です。

ストラット新旧
ストラット新旧
ストラット交換後
ストラット交換後
デッキトリムサイドパネル取り外し状態
デッキトリムサイドパネル取り外し状態

フロントに比べるとリアは簡単です。
デッキトリムサイドパネルを外すと、ショックアブソーバーを固定する上側のナットが見えてきます。
上側はナット1個、下側はボルト1本で固定されているだけなので、コイルスプリングが伸びないように、ジャッキなどで下から支えながら外します。
ショックアブソーバーが外れたら、アクスルビームを下げればコイルスプリングも取り外すことができます。

リアサスペンション新旧
新旧リアサスペンション
リアサスペンション交換後
リアサスペンション交換後

レジアスエース オルタネーター交換

平成24年式、26.9万km走行のレジアスエース(KDH201)。
エンジンルームから異音がするということで調べてみると、オルタネーターからの異音でした。
現状で発電状態は問題ないようでしたが、急に発電しなくなると路上でストップしてしまう恐れもあるので、走行距離から判断して、リビルト品と交換することとしました。

右フロントタイヤ取り外し
右フロントタイヤ取り外し
運転席シート取り外し
運転席シート取り外し

この車両のオルタネーターを交換するためには、まず、フロントタイヤと運転席シートを取り外す必要があり、先日のヴォクシーとは異なり、かなり面倒な作業となります。

エアコンコンプレッサー
クーラーコンプレッサー

さらに、オルタネーターの上側には、クーラーコンプレッサーやエアクリーナーホースその他があるので、それらを先に取り外す必要があります。

コンプレッサー取り外し
オルタネーター取り外し状態

上から下から作業をして、ようやくオルタネーターを取り外すことができました。

新旧オルタネーター
新旧オルタネーター

取り外しの逆の手順で取り付けて、作業完了です。