サンバーディアス エンジン載せ替え他
平成23年式、14.7万km走行のサンバーディアス(TV1)。
冷却水漏れによるオーバーヒートで、ヘッドが歪んでしまったのでしょうか、冷却水にエンジンオイルが回ってしまいました。
というわけで、リビルトエンジンへの載せ替えに加えて、冷却系統の全交換です。

さっそく作業を進めていきます。

各ホース、ワイヤー類、ドライブシャフト等を外して、リアクロスメンバーごとエンジンとミッションを一体で降ろします。

ホースを外した冷却水のパイプにもオイルが混じっている様子がうかがえます。

用意したリビルトエンジンには、タイミングベルト以外の補器類は付属していませんので、外したエンジンから補器類を付け替える必要があります。
ただし、ホース類やガスケット類は新しいものを使用する必要があります。


クラッチディスク、クラッチカバー、パイロットベアリングも新しいものと交換します。

ミッションケースの内部もきれいに清掃して、新しいレリーズベアリングを取り付けます。

補器類が組付けられたリビルトエンジンにミッションを組付け、クロスメンバーも取り付けます。
これで車両にエンジンを載せる準備が整いました。

エンジンを載せたら、冷却系統の交換です。


すべての部品の交換が終われば、あとは冷却水を充填、エア抜きし、エアコンのガスを充填すれば作業完了です。



最後に各部を点検して、作業完了です。
エスクァイヤHV 後部事故修理
追突事故で後部を損傷したエスクァイヤHV(ZWR80)。
相手方過失100%の保険修理です。

バックドアとリアバンパーが大きく変形しています。

リアバンパーを外すと、バックパネルも損傷していることがわかります。

スポット溶接を剥がしてバックパネルを取外します。

新しいバックパネルを溶接して取り付けます。

取り付けたバックパネルにサフェーサーを塗装し、接合部分にシーリングを施します。

バックパネルをボディ色で塗装します。

バックパネルの内側は、ボディ色ではなく内板色で塗装します。


新品のバックドアパネルも塗装して、

バックドアガラスその他の部品を付け替えて、新品のリアバンパー(色付き)を取り付けたら完成です。
タントカスタム ウォーターポンプ交換
サニートラック 全塗装
平成5年式サニートラック(GB122)。
ボディ全塗装(オールペイント)のご依頼です。





元のボディには、各所に傷、凹み、錆などが見られました。

鈑金作業の前に、取り外し可能な部品はできる限り取り外します。








キズ、凹み、錆のある個所の塗装を剥がし、順に鈑金作業を進めます。
さらに、鈑金が終わったところからパテを施していきます。






パテ作業が終わったら、サフェーサーを塗装します。

サフェーサー塗装が終わったら、まず荷台以外をマスキングして、

最初に荷台を塗装します。
なお、荷台は、頻繁に荷物を積むことですぐに傷や凹みができることが予想されるため、鈑金は行わず塗装のみ行うこととなりました。





次に、ボディやドアなどを塗装していきます。
ちなみに、このボディカラーは、お客様の要望で調色した独自色です。

最後に、下回りのブラック塗装を行います。

ようやく完成です。
なお、このようにブログの記事にするとあっという間ですが、他の作業の合間に少しずつ進めていったので、作業開始から完了まで約4ヶ月を要しています。
レクサスLS460 トルコン太郎でATF交換
平成20年式、7.5万km走行のレクサスLS460(USF40)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。

ATF交換の内容は、いつもとあまり変わり映えがしないので、写真でざっと紹介します。











今回は、お客様のご希望により、安価な汎用フルードを15.5L使用して圧送交換した後、ワコーズATFセーフティスペックを15.5L使用して交換したので、交換後のATFは、ほぼ新油同様の透明度となりました。