カプチーノ オールペイント
平成9年式、15.2万km走行のカプチーノ(EA21R)。
オールペイントのご依頼です。





施工前の外装は、ルーフやボンネットなど、太陽光を浴びやすい部分は特に塗装が劣化し、クリア層が剝がれたような状態でした。
ドアやフェンダーも部分的に塗装が劣化し、各所に小さな傷や凹みが点在していました。
また、頻繁に乗り降りする運転席のシート右側部分は、表面の布が破れて中のスポンジが見えている状態でした。
それでは、作業開始です。




まずは、各部のランプ類、ドアハンドル、モール類など、鈑金や塗装の邪魔になる部品を外し、順番に鈑金作業を進めていきます。
大きな傷や凹みはないので、鈑金はスタッド溶接による引き出しが主となります。
鈑金が終わると、パテで表面の形状を整えます。




鈑金とパテ作業が終わると、それぞれのパネルにサフェーサーを塗装します。
このサフェーサーには、塗装面の平滑性を高める、塗装の密着性を高める、錆の発生を防止するといった役割があります。
サフェーサー塗装が終わると、いよいよ仕上げの塗装に入ります。



この車はシルバー色ですが、一部に黒色部があるので、先に黒い部分を塗装しました。
次に、ボディ各部の塗装を行います。








ボディだけでなく、細かいパーツもしっかり塗装します。




塗装作業を進めているうちに、内装屋さんに修理をお願いしていた運転席のシートが仕上がってきました。

塗装面は仕上げの磨き作業を行い、ドアトリム、モールディング、ウェザーストリップなど、樹脂パーツやゴムパーツなども可能な限り交換しました。


まるで新車みたいにピカピカに仕上がりました。
エブリィワゴンをツートンカラーに
レガシー ラジエター交換
ベンツE350 ドアミラー修理
右ドアミラーのプラッシャーランプが点滅しなくなったベンツE350(W211)。




ドアミラーを分解してみると、配線が多数断線していました。
1、2本の断線であれば修理することも考えますが、ここまで派手に断線していると修理も困難ですし、また別のところが断線する可能性も高いです。

ドアミラーAssy交換を覚悟していましたが、この車両はハーネスだけが部品として供給されたので、比較的安価に修理することが可能でした。

ハーネスを交換して組付けると、無事にフラッシャーが付くようになりました。
サンバーディアス エンジン載せ替え他
平成23年式、14.7万km走行のサンバーディアス(TV1)。
冷却水漏れによるオーバーヒートで、ヘッドが歪んでしまったのでしょうか、冷却水にエンジンオイルが回ってしまいました。
というわけで、リビルトエンジンへの載せ替えに加えて、冷却系統の全交換です。

さっそく作業を進めていきます。

各ホース、ワイヤー類、ドライブシャフト等を外して、リアクロスメンバーごとエンジンとミッションを一体で降ろします。

ホースを外した冷却水のパイプにもオイルが混じっている様子がうかがえます。

用意したリビルトエンジンには、タイミングベルト以外の補器類は付属していませんので、外したエンジンから補器類を付け替える必要があります。
ただし、ホース類やガスケット類は新しいものを使用します。


クラッチディスク、クラッチカバー、パイロットベアリングも新しいものと交換します。

ミッションケースの内部もきれいに清掃して、新しいレリーズベアリングを取り付けます。

補器類が組付けられたリビルトエンジンにミッションを組付け、クロスメンバーも取り付けます。
これで車両にエンジンを載せる準備が整いました。

エンジンを載せたら、冷却系統の交換です。


すべての部品の交換が終われば、あとは冷却水を充填、エア抜きし、エアコンのガスを充填すれば作業完了です。



最後に各部を点検して、作業完了です。

















