平成23年式、14.7万km走行のサンバーディアス(TV1)。
冷却水漏れによるオーバーヒートで、ヘッドが歪んでしまったのでしょうか、冷却水にエンジンオイルが回ってしまいました。
というわけで、リビルトエンジンへの載せ替えに加えて、冷却系統の全交換です。

さっそく作業を進めていきます。

各ホース、ワイヤー類、ドライブシャフト等を外して、リアクロスメンバーごとエンジンとミッションを一体で降ろします。

ホースを外した冷却水のパイプにもオイルが混じっている様子がうかがえます。

用意したリビルトエンジンには、タイミングベルト以外の補器類は付属していませんので、外したエンジンから補器類を付け替える必要があります。
ただし、ホース類やガスケット類は新しいものを使用する必要があります。


クラッチディスク、クラッチカバー、パイロットベアリングも新しいものと交換します。

ミッションケースの内部もきれいに清掃して、新しいレリーズベアリングを取り付けます。

補器類が組付けられたリビルトエンジンにミッションを組付け、クロスメンバーも取り付けます。
これで車両にエンジンを載せる準備が整いました。

エンジンを載せたら、冷却系統の交換です。


すべての部品の交換が終われば、あとは冷却水を充填、エア抜きし、エアコンのガスを充填すれば作業完了です。



最後に各部を点検して、作業完了です。