クーラーガスを安易に補充してはいけません【宇都宮市・壬生町の車検、鈑金塗装】

暑い日が続きますが、こんな季節に車に乗るためにはカーエアコンが必需品です。
この季節、冷房の効きが悪いから診て欲しいというお客様も多いのですが、クーラーガス(冷媒)が減っているケースというのはあまり多くありません。
今から20年ほど前までのカーエアコンではR12というタイプのフロンガスが用いられていたのですが、オゾン層を破壊することから生産が禁止され、現在のカーエアコンにはR134aというタイプのフロンガスが用いられています。
一般社団法人日本自動車工業会の調査によれば、R12が用いられていた車では年間平均50g程度のガスが抜けていたようですが、R134aが用いられている現代の車ではガスが自然に抜ける量は年間平均10g未満だそうです。
ガスの使用量は350g(軽自動車)から800g(デュアルエアコン使用車)程度で、平均すると500g程度でしょうか。
クーラーガスは少なくても多くても効きが悪くなりますし、入れ過ぎると故障の原因にもなりますから、適正量とすることが重要なのですが、車の冷却系統内に残ったガスの量を正確に測る方法はありません。
写真 2014-07-15 11 41 21
写真のようなゲージマニホールドを接続してガスの圧力を測ることである程度の類推は可能ですが、正確な量はわかりません。
したがって、適量のガスをチャージするためには、一度、冷却系統内のガスを全て回収し真空引きをした後に、適正量を重量で確認しながら補充する必要があるのです。
冷房の効きが悪くなったからといってガソリンスタンド等で安易にガスを補充することは、故障の原因にもなりかねませんのでご注意下さい。
なお、先に述べたとおり、最近のカーエアコンではガスが自然に抜ける量はかなり少なくなっていますので、ガスが頻繁に減るようであればガス漏れを疑う必要があります。ガスチャージをする前にガス漏れの原因を特定することが重要となります。

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